上杉伯爵邸「米沢おせち」

 地域の価値を生み続ける観光まちづくり法人、プラットヨネザワと上杉観光開発株式会社は、米沢の伝統料理文化を後世に伝えたいと発信を続ける「上杉伯爵邸」がお届けする、2025年正月おせちを販売。

 米沢藩の初代藩主 上杉景勝公は、全国第3位の石高を誇る大大名となりましたが、関ヶ原の戦いの後、会津百二十万石から米沢三十万石へと減封が課されました。大幅な減給となったにも関わらず、慕う5千人の家臣を解雇することなく米沢へ。藩の財政がひっ迫する中で、下級武士たちは大工や内職などの副業を行ったり、原野を耕し自給する半農半士となりながら武士としてのプライドを持ち、熱心に学問や武芸に励んできました。

 のちの第九代藩主 上杉鷹山公は自ら倹約しながら、財政を立て直すために織物や工芸品の開発など新規産業に取り組みます。また人々の健康を想い鯉の養殖を進めたり、飢饉や冬の食糧不足にそなえ、山野草を工夫して食す「かてもの」文化を育んできました。米沢では今もなお郷土を愛する心と共に、日頃から様々な伝統食が食卓で食べられています。

 上杉伯爵邸は、上杉家第14代当主 上杉茂憲公の本邸として大正14年に建てられた登録有形文化財で、米沢の伝統料理文化などを後世に伝える飲食店としても運営しております。流通の発展により、どこにいても同じ料理が手軽に食べられるようになった現代、米沢の食文化も衰退してしまうのではないかという心配もございます。そこで地域の方のみならず、県外の方にもその魅力を伝えたいと、大切な人と新たな1年を見つめ食す「おせち」に、郷土の味と願いをぎゅっと詰め込み「米沢おせち」を発送いたします。

 上杉伯爵邸が手掛ける米沢伝統のおせちには、米沢ならではの正月料理がたくさん盛り込まれています。

 かてもののひとつ「ひょう」は、夏にはおひたしで食べられますが、乾燥させその他の季節に味わうことも。お正月には「ひょっとして良いことがあるように」と「ひょう干し煮」に。古くから食べられている「棒鱈煮」や「カラカイ煮」「鰊の昆布巻き」も手間暇かけ工夫をこらし、味わい良く仕上げました。材料を小さく切って煮付けた「つぶつぶ煮」には、在来作物のおかめささぎや、里芋、蒟蒻、貝柱や蓮根、菜の花のふすべ漬けなど様々な食材の旨味がたっぷり。「角がなく丸く過ごせるように」という願いが込められています。

 また米沢牛は、上杉伯爵邸で最も人気のローストビーフです。料理長特製のだし汁の効いたオリジナルソースでいただきます。

 その他米沢鯉の香り揚げや、おせちには欠かせないメニューも。腰の曲がるまで長寿を願った「海老」や、子孫繁栄を願う「数の子」、まめで達者でと言われる「黒豆」など、縁起を担ぐ品目が盛りだくさんです。日本酒にもぴったり。ぜひご家族や大切な人と「米沢おせち」を囲み、会話を楽しみながらお召し上がりください。

米沢おせち(壱~参の豪華三段重)36,720円(税込)※送料別途1,100円(税込)

上杉伯爵邸「米沢おせち」
上杉伯爵邸「米沢おせち」
上杉伯爵邸「米沢おせち」

予約締切:2024年12月20日まで
※ご予約状況によって、期日前に締め切りとなる場合がございますのでご注意ください。
<おせちの予約受付に関する案内はこちら>https://hakusyakutei.jp/info/info-5347/

 米沢の郷土料理には、素材そのものの味を壊さぬよう、また保存しながら大切に食べられるよう、知恵や工夫が盛り込まれています。かてもののあれこれから、それぞれの季節の豊富な食材と話は尽きません。「米沢おせち」は冬のメニューですが、上杉伯爵邸では春の山菜やウコギ、夏のおかひじきやお漬物、秋の芋煮など、米沢ならではの季節の郷土料理や米沢牛料理を提供しています。

上杉伯爵邸「米沢おせち」

上杉伯爵邸 外観

上杉伯爵邸「米沢おせち」

客間の一例

上杉伯爵邸「米沢おせち」

【献膳料理】雪の膳

上杉伯爵邸「米沢おせち」

米沢牛すきやき

上杉伯爵邸「米沢おせち」

季節の会席料理

 ご家庭と「米沢おせち」のご縁で結ばれたなら、今度は米沢を訪れていただき、上杉伯爵邸の3,000坪の日本庭園を眺めながら、桜や紅葉、雪景色と変わる景色と一緒にその魅力をお楽しみください。

「米沢おせち」に関するお問合せは、上杉伯爵邸までご連絡ください。

上杉伯爵邸